ゴトゴトシネマセレクション上映

10月7日8日「ECフィルム〜世界の貴重映像〜」ゴトゴトシネマセレクションとして
9本の映像を紹介しました。

ゴトゴトシネマでは、普段はドキュメンタリー映画を自主上映しており、
今回は、映画というより「映像」、でしたので、どれくらいの方に来ていただけるか
楽しんでいただけるかが未知数で、少し実験的な上映になりました。

上映した映像は様々なものを視聴させていただき、選んだものばかり。
テーマは「祭り、歌、踊り」。専門的な講師を呼ぶ企画ではないので、
あくまでも分かりやすいもの、感覚的に楽しめるものを優先して選びました。

無音の作品も4本ありましたが、飽きさせないよう、興味を深めてもらうために
途中に私の感じたコメントボソボソ入れました。結果的には、コメントがあって
良かったとの感想が多く、一安心しています。

音とリズムが楽しめる
「ビャンクウマの若者の踊り”グア”」
「バリの音楽のリズム型」
暴力的映像が刺激的な
「クラウバウフ行進の巨大な仮面」
の3本は、わかりやすく受けるなと予想していましたが、
その他、無音の作品含めすべての作品に対して、誰かしらが感想を述べられ
好評価を受けていたことは驚きでした。

それぞれの方が、それぞれの人生の歩みのなかで、出会ったいろいろな風景、
考えてきたことに重ね合わせて、映像を見られた結果ではないかと思います。

私も、選んだ映像に自分の感想を重ねて、
「グアの若者たちの演出が、ジャクソンファイブに似ている」とか、
全然アカデミックでないこともしゃべりましたが、それでも、
「いろいろな見方」のきっかけになって、
今回はよかったのではないかと思っています。

「丸太を持っての儀礼的駅伝」では、
去年開催された「ブラジル先住民族世界競技会」で
ブラジル先住民の全身刺青を入れた若い女性が、丸太を持って駅伝競走を
行っている写真をネットで発見し、紹介させていただきました。
映像で見た伝統が、今日まで伝承されていることに、
お客さんも感銘を受けられていました。

というようなことも含め、やはり資料があると、上映に深みが増すなと感じています。
この辺りは、ゴトゴトと充実していってもらえるといいなと思います。

結果として、今回の上映会は集客数としてはいつもより少なめでしたが、
感想の回収率が8割、内容も好評のものばかりで、大成功でした。
ほとんどの方が、第二弾をリクエストされてますので、
1年後をめどに、また企画していければと考えています。

●ゴトゴトシネマ
主に食、農、環境、音楽をテーマに、ドキュメンタリー映画を自主上映する
高知県高知市の団体。というか家族。です。

●ゴトゴトシネマFBページ
https://www.facebook.com/gotogotocinema/