映像のフィールドワーク・ラボ vol.3 「みみをすます」開催!
20世紀の映像百科事典「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」の映像群に、
生命の根源的な営みを学ぶシリーズの第3弾。
今回のテーマは、「みみをすます」。
といっても、今回上映する映像にはほとんど音がついていません。
それでもあえて、そこにない音にじっと耳を澄ましてみましょう。
子どもたちの笑い声や、鋸をひく音、祭りの喧騒、顕微鏡の中の
微かなリズムまでが聴こえてくるかもしれません。
2日間のワークショップでは、映像の中の人々や
生きものの動きを真似てみたり、効果音をつけたり、
舞台装置をつくったりして、映像の中の営みを全身で想像/創造する実験をします。
1日目の上映会のみのご参加も大歓迎です。
会期: 2018年3月24日(土)、3月31日(土)
時間:各日とも11時~16時30分
場所:(公財)せたがや文化財団 生活工房
[スケジュール]
1日目:3月24日(土)「みみをすます」
●11:00~12:00 ECフィルムの上映
*椅子はありません。マットや座布団、段ボール箱に座って大画面で鑑賞します。
「コシ・オビが語るお伽話“ジャバント”」(ジョンコール族/中央スーダン 南ワダイ/1965年/8分30秒)
「ムラサキホコリカビの一種 Stemonitis flavogenita 変形体相」(1972年/14分)
「アボメーの宮廷の王妃たちの踊り」(エウェ族/西アフリカ ダホメ/1958年/5分30秒)
「ハリモグラ Tachyglossus aculeatus 走行」(1953年/1分45秒)
「イザリウオの一種 Antennarius pardalis 有対びれを用いての走行」(1960年/5分30秒)
「ワニのパントマイム」(バラ族/南アフリカ 西マダガスカル/1963年/2分30秒)
「毛織の頭巾付き外套“ブルヌス”の洗濯」(アイト・ハディドゥ族/北アフリカ アトラス高地/1970年/9分)
「テマリクラゲ Pleurobrachia pileus 行動様式」(1969-70年/5分30秒)
「エーブネトの復活祭前週の鳴子ならし」(中央ヨーロッパ バーデン/1965年/6分)
●12:00~13:00 昼休憩
●13:00~16:30 ラボ
午前中に観た映像がインスタレーション空間にさまざまに展開されます。寝そべったり歩き回ったりして自由に鑑賞したあと、映像の中の世界で起こっていることを「やってみる」ことで体感します。手拍子で同じリズムを刻んだり、同じゲームをしてみたり。午前中に観なかった映像もいくつか上映します。さらに次週取り組んでみたいことを話し合います。
2日目:3月31日(土)「なかにはいる」
●11:00~16:30 ラボ
2日目の内容は、ワークショップ参加者のアイディア次第。映像を最大限に味わうための空間構成や演出を考え、映像の中に自身が入り込んでしまうような、誰も見たことのない上映会をみんなでつくりあげます。
*この日はワークショップ参加者だけの上映会となります。
[ワークショップの参加方法]
対象:小学生以上で上記2日間とも参加可能な方
定員:20名(抽選)
参加費:2,000円(2日分、昼食はご持参ください)
お申込み:申込フォーム、または、1.住所、2.氏名、3.年齢、4.電話番号を明記の上、メール(info@setagaya-ldc.net)、往復はがき(〒154-0004世田谷区太子堂4-1-1-5F 生活工房「映像のフィールドワーク・ラボ」係)にて、3月9日(必着)までにお申し込みください。
[上映会のみのご参加]
日時:3月24日(土)11:00~12:00(開場:10:45)
定員:50名(申込不要、当日先着順)
参加費:500円
当日直接会場へお越しください。
企画進行:ECフィルム活用チーム 下中菜穂(造形作家・もんきり研究家)、丹羽朋子(文化人類学者)