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ECフィルム=「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」は、世界中の知の記録の集積をめざした映像による百科事典です。1951年、ドイツ・国立科学映画研究所で、科学映像をめぐる一大計画が始まり、以後30年近くを費やして数多くの研究者・カメラマンが世界各地に赴き、現在は失われた暮らしの技法や儀礼などの貴重な記録を含む、3000タイトル強の映像アーカイブを制作しました。

制作されたECフィルムは各国機関に渡り、日本でも1970年より下中記念財団によって、アジアで唯一のフルセットの映像が管理・運用されています。現在もECフィルムの日本国内での上映、教育的な利用については、(公財)下中記念財団が権利を持っています。

Youtube、Facebook、Instagramなど、あらゆる映像の断片が日常に溢れるいま、映像を取り巻く環境は猛烈な速さで変化しています。時とともに本家ドイツのECプロジェクトは解散、日本でも16mmフィルムという記録媒体が障壁となり、上映機会はほぼ途絶えていました。しかし、こんな時代だからこそ、映像記録の原点ともいえるこの映像の百科事典が、新たな輝きを放って見えてきます。「客観」や「科学」の括りに留まらず、あらゆる視点からECフィルムを見る時、魅惑の標本箱の宝探しが始まります。

このほど、2012年よりECフィルム連続上映会を企画してきたメンバーとポレポレタイムス社が、下中記念財団の委託を受けてこのサイトを作成し、サイト運営とECフィルムの貸出窓口を行います。
ECフィルムを多くに人に開きたい。映像を見ながら語り合う場をつくりたい。今だからこそ出来る様々な利用方法を開拓したいと願っています。